地域によって違いはありますが、毎年気温が高くなる時期になり、梅雨の始まりも重なってくると、生活空間における湿度が高くなってきます。湿度が高くなった状態は温度の上昇以上に生活の快適さを損なうことがありますから、換気扇で適度に室内の空気を入れ換えることは大切になってきます。ですが、そんな換気扇の活躍する機会が増える季節には、同時に換気扇の状態にも注意を向ける必要があるのです。湿度の高い空気を換気していると当然換気扇に水分の多い空気が頻繁に通ることになり、換気扇にぶつかったことで空気中の水蒸気が水滴となり、換気扇内部に留まってしまうことがあります。換気扇の金属部品にとって水は錆の原因となる大敵になることがありますし、使用頻度の低い換気扇では水滴とホコリが結びついてカビが発生してしまうことも考えられます。そうなると換気扇の動作に異常をきたして換気扇の修理が必要になる他、場合によっては換気扇を交換しなければならないことにもなりかねません。どちらにせよ大掛かりな対処を行うには時間がかかることもありますから、できる限りそうなる前に、業者に早めの換気扇掃除を依頼するなどして少ない手間で問題を回避できるよう対策しておきましょう。