換気扇が故障したとき、そのまま換気扇を修理せずにいるなんてことがあれば、早急に修理してください。換気をしないことで自分に悪影響を与えかねません。換気をしない事による影響は、色々とあります。
例えば二酸化炭素を始めとした、汚染物質です。二酸化炭素は人が呼吸するだけで発生します。また冬場にガスや石油ストーブなどの暖房器具を使用することで一酸化炭素が発生します。これらは気密性の高い部屋など濃度が高まることで、息苦しさや頭痛を引き起こし、一酸化炭素中毒を起こした場合、最悪命を落とす危険もあります。さらに建材や家庭用品からも発生することがあり、ホルムアルデヒドやVOC(揮発性有機化合物)などの化学物質が挙げられます。ホルムアルデヒドはいわゆる「シックハウス症候群」の原因物質の1つで、濃度によっては人体に悪影響を与えます。呼吸器系、目や喉に炎症を起こすなどの症状を引き起こしたり、骨髄性白血病の原因にもなるといわれています。
部屋の換気をしないことでハウスダストが部屋に蔓延し、アレルギー症状を引き起こすことがあります。ハウスダストとは外部から持ち込まれた塵や体から落ちた垢や髪の毛、そしてそれらをエサに繁殖したダニなどの総称です。呼吸や皮膚への付着が原因でアトピー性皮膚炎や鼻炎、気管支喘息などのアレルギー疾患を起こします。仮に子供がこういった環境下でアレルギー疾患にかかってしまうと、よほどの環境変化がない限り、完治することはないといわれています。
このように換気をしないと人体に悪影響を及ぼす原因を蔓延させることになります。換気扇がない部屋などは定期的に窓とドアを開けるなどして部屋の換気をしましょう。