当然ですが、換気扇は長時間回しているほど室内の空気を入れ替える事ができます。換気扇の消費電力は蛍光灯1本分程度と決して大きくは無いため、長時間換気していても電気代の負担も大した額にはなりません。しかしそれでも気にされる方はいらっしゃいますし、外出時など換気扇を切っておきたい場面もあるでしょう。それでは換気扇は、どれくらいの時間回しているのが良いのでしょうか。
それは、場所によっても異なるようです。
最も換気が必要なのは、キッチンです。キッチンは火を使う空間ですので、換気量も大きく必要になります。24時間回しているのが理想ですが、少なくとも調理中は換気扇を回し続けている必要があります。ただし給気が不十分ですと換気が上手くできないため、空気の流れを作っておくようにしなければいけません。
次に換気が必要なのは、浴室です。入浴中はもちろん入浴後の換気も重要で、夜に入浴した後は朝まで回し続けておくようにします。最低でも3時間程度は回しておきましょう。
最後に、トイレです。一気に臭いを排気するためには、使用後10分間は換気扇を回すようにします。しかし可能ならば、常に換気扇を回しておくことをおすすめいたします。
換気は重要なもので、建築基準法では換気量についても定められています。しかし換気は空気という目に見えない物を相手にするため、実際にはどの程度換気が行われているのか判断するのが難しいです。何時間換気扇を回しても臭いや湿気が排出されないということでしたら、換気扇に異常が発生しているのかもしれません。換気扇修理をご依頼されるのがよろしいでしょう。