皆様は「シックハウス症候群」という言葉は聞いたことがあるでしょうか。シックハウス症候群とは、住宅由来の健康障害の総称で、一般的には住宅内の空気の悪化が原因として引き起こされると言われています。例えば、建材や家具に使用される施着材や塗料には、ホルムアルデヒドなど有機溶剤が含まれています。化学物質以外では、カビや微生物もシックハウス症候群の原因に挙げられます。昔の建築物は風通しがよく、天然の健在で建てられることで建築物全体が呼吸をしている状態でした。しかし現在は断熱性や密封性が重視され、換気が滞るようになってしまったのです。つまり、室内の空気の汚れが蓄積するようになったのです。その対策として建築基準法の改正が行われ、「計画的な換気」を取り入れる必要が発生しました。具体的には、どのような換気を行う必要性が出てきたのでしょうか。それを以下に記載します。
・24時間常時換気
常に換気を行うことで、汚染物質の滞留を防ぎます。住宅全体の換気を行うこともあれば、各部屋ごとに個別換気を行うパターンもあります。
・小風量換気
冷暖房に影響が出ない範囲での換気です。換気量が多すぎると、熱の移動も大きくなり非効率的になってしまいます。
・換気経路の明確化
どこから新鮮な空気を取り入れて、どこから排出するのか。「給気」と「排気」の機器を設置し、空気の流れを明確にします。
このように、シックハウス症候群の対策が進められているのですが、人によっては換気扇のお掃除や、換気扇の故障を放置していることもあります。換気扇は、今の時代には必要不可欠な電化製品です。くれぐれも、ほったらかしにしないようにお願いいたします。